人類は火星の住人となる

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人類は火星の住人となる

火星、戦いの神にちなんだ名を持つこの赤い惑星は

昔から地球の人々に影響をあたえてきた。

将来、ロボット探査に代わって有人探査が行われるであろう。

23世紀、初め火星に降り立った人類は定住への道を切り開く。

しかし、いかれる赤い惑星は、焼け付くような放射線、死を呼ぶ砂嵐を武器に

人類に容赦なく迫るであろう。

にもかかわらず、なぜ人類は火星を第2の故郷に選んだのか?

なぜなら火星は、地球に最も近い惑星で、良くも悪くも地球にとても良く似ている点が挙げられます。

さらに多くの可能性を秘めているのです。

火星には、人類が生きてのに欠かせないある特定の資源があると考えられているからである。

火星探査の目的の1つは、エネルギー元の獲得で、その資源の1つは地下の永久凍土層の中にある。

火星の地下には凍った水があるので、それを浄水して飲み水に変えられるのです。

また、水を酸素と水素に分離してロケット燃料を作ることが出来、火星の居住地の燃料電池を作ることもできます。

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火星の居住空間

火星の環境を考えるとドーム型建造物か最適です。

ドームは、最低限の建材で大きな空間を作り出すことが出来ます。また、強度にも優れています。

1つの巨大なドームが中心にあって、その周りを小さなドームが囲うように囲うように作られます。

使う建材は低温に強いものを選びます。また火星にはオゾン層がなく太陽からの危険な放射線が

直接地上に届くので放射線に強いものを選びます。

建物にかかる莫大な張力や、急激に下がる火星の気温に耐える為、使用するガラスの内部には補強用の部材を

取り付けるのです。

火星での生活はストレスが溜まります。住居は狭く味気ないので、そんなところで年々も生活したら

閉所恐怖症になって地球から取り残された疎外感に襲われます。

草や、木や、空の感覚を失うのです。

宇宙の尺度を図る単位に、天文単位がありますが、太陽から地球が1、火星が1.5なので火星では半分程暗くなります。

また、空は青くなく、赤い色をしています。なぜなら酸化した砂が舞い上がっているからです。

ドームでは、地球から持ち込まれた植物が栽培されるでしょう。

植物は、癒しを与え人間の吐いた二酸化炭素を吸収し、酸素を供給してくれます。

人間と植物の見事な共存です。

ただし火星の土デゴリスは有害物質を含んでおり簡単に植物を栽培することが出来ない。

発光ダイオードを使った水耕栽培が理想だが、火星の重力は地球の8分の3しかないので

下に引く力が弱くなります。重力が弱いと根の周りに水が溜まって根は栄養分や酸素を吸えなくなる。

火星では、ジャガイモやレタスなどの栽培は可能だ。

食料を地球から物資を運ぶのに1グラム300ドルもかかります。膨大な費用が掛かり現実的には不可能でしょう。

現在アリゾナ州ツーソン郊外の砂漠にある施設バイオスフィア2で実験が行われている。

この施設は、他の惑星で自給自足生活を行う為のリハーサルだと言う。

バイオスフィア2は、環境が人工的に管理された巨大な施設で外部環境から完全に遮断された閉鎖空間です。

施設の内部は完全に人口管理されてます。

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閉鎖環境での実験が行われたのは1991年であった。しかし開始直後すぐに問題が起きた!

参加者たちは判断力の低下を見せ始め、さらに小グループに分かれて競いあうようになった。

実験は失敗に終わると思われたが、原因は酸素不足であることが判明した。

まだまだSPR(与圧式探査車両)の開発や、ロボノートの開発、ハイテクバイオスーツの開発などの課題はあるが、

あらゆる面で火星での生活は究極のアドベンチャーになるであろう。

しかしほぼ確実に言えることがある。いつか火星の大地に設けられたドーム型の都市の中では

人間は異星人ではなく、火星の住人として生きているということだ。

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