地球が停止する日!自転が止まつた地球に起こる様々な現象と人類存続の謎に迫る!

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もしも地球の自転が止まったら何が起きるのでしょうか?

そして、その連鎖反応はどう起きていくのか?

宇宙の真理の1つ惑星は自転するという事です。

私たちの太陽系は45憶年程前に、回転するガスとチリの雲から生まれました。

惑星は、その回転力を受け継いだのです。

そして、今日に至ってもまだ周り続けています。

地球の場合、赤道では時速1700キロのスピードが出ています。

そのスピードは、これまでの所10万年で約2秒ずつ遅くなってきました。

しかし今、急激なスローダウンが始まりました。

このままでは、たった5年で地球は完全に静止するでしょう。

これから先、海はどうなるでしょう?

大陸は?

大気は?

そして人類はどうなるでしょうか?

地球の自転が遅くなる影響の1日目

時速にして1キロ低下。

まだ体感できるようなスローダウンではありません。

しかし、影響は多大です。

トラブルは、このマイアミの様な空港で発生します。

殆どの民間航空機は今、GPSを使って飛行しています。

GPSとは、幾つかの静止衛星が連携して位置情報を伝えるシステムです。

だが、その計算には時間という要素が欠かせません。

その為、衛星に搭載された時計は常に地上と交信していてアメリカの場合、世界一正確な原子時計とシンクロさせています。

地球の自転が遅くなっても、この時計のシンクロには何の影響も出ません。

しかし衛星は、本来ある位置から徐々にずれていきます。

GPSシステムは地球の自転速度が劇的に変化しないことを前提にしています。

その為、自転が遅くなれば精密に仕組まれたシステムが破綻して大惨事を引き起こすのです

何百もの航空機が、墜落の危機に直面します。

GPSから位置情報を受け取ったナビゲーションシステムが機体を滑走路から外れた場所に誘導し始めたからです。

マイアミからほぼ2000キロ離れたシカゴでは、まだ多くの人が航空システムの破綻に気づいていません。

しかし、自転速度の低下によって止める事の出来ない連鎖反応のスイッチが入りました。

GPSと同じく私たち人間も自然の移り変わりにシンクロしています。

夏に向かって日が長くなれば、サマータイムで時計を進め自然に適応します。

しかし、午前9時が真っ暗だったり、午前1時に日が昇っていたりするとどうでしょう?

時間の感覚が狂うに違いありません。

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地球の自転が遅くなる起こる問題

地球の自転が遅くなりつつあることが確認されました。

科学者グループは、自転は後5年で完全に止まり地球上のどの国も壊滅的な影響を受けるだろうと警告しています。

その週の終わり、世界中のあらゆる都市でトラブルが続発しています。

1日は、はっきりと、そして着実に長くなっています。

直ぐに1秒は1時間に、1分は1日の長さになるでしょう。

1日が24時間より長くなれば、どんな悲観的な将来が待っているのでしょう?

2週間が立ち、速度は1時間当たり15キロ近く遅くなりました。

一方、連鎖反応は早くなっています。

民間機が470機も墜落した為、運行は必要最小限に制限されます。

航空機の年間乗客数は世界中で23憶人近くに達しています。

それが今、安全上の理由から運行休止になりました。

一方、アメリカだけでもバスや列車の乗客数は、年に100憶人を超えています。

空路を諦めた旅行客は、そこになだれ込む事でしょう。

自転が遅くなる事で生じる最初の問題は、この時間の問題です。

しかし、2週間以上経つと新しい、そしてもっと深刻な問題が生じます。

それは、海です。

地球は赤道付近が膨らんだ、やや扁平な球体になっています。

その理由の1つは自転の力が海水を赤道付近に引きつけているからです。

ところが、その力が弱まると水が動き始めます。

盛り上がった赤道から、低い極の方に落ちていくのです。

その量は、10憶㎦を超えます。

カナダの北部準州など北極に近い地域の命運は、空前の灯です。

自転速度が落ち始めて3か月もすると、バスタブからお湯が溢れる様に大洪水が始まります。

更に、別の危険も高まります。

海の水位が変わるにつれ、呼吸に必要な大気にも異変が起きるのです。

大気は地球を均等に取り巻いています。

そして自転と共に回転しています。

ところが自転が遅くなると空気も極に向かう海水に引きずられるのです。

比較的、低緯度にある都市、例えばリオデジャネイロやムンバイ、シンガポールなどは酸素が欠乏して呼吸困難になります。

もっと緯度が高い地方でも標高が高ければ同じです。

ここコロラドでは登山者が犠牲になってしまいました。

ここは海抜1500mでしたが今は4500mに相当します。

人間は2500mでも高山病にかかる事があります。

5000mを超えれば生死にかかわるでしょう。

世界は急速に悪化しています。

しかも、これはまだほんの序の口なのです。

自転速度低下から120日後の世界

自転が遅くなり始めて120日が経過しました。

すでに、且つてのスピードから時速にして260キロも遅くなっています

1日はほぼ28時間、昼と夜がそれぞれ2時間ずつ長くなりました

この時間のずれが私たちの暮らしや、海、そして大気を混乱に陥れています。

一方アメリカでは、洪水と酸素不足はまだ致命的にはなっていません。

シカゴでも、人々は何とか対処しています。

しかし、新しい危険が突如として全世界を襲います。

それまで、全く地震に縁が無かった地域でも大地震が発生するのです。

地球は金属が主体の核と岩石のマントル、そして同じく岩石の地殻で出来ています。

これらは、一緒になって回転していますが自転が遅くなれば、それぞれの層は異なる速度で遅くなり巨大な摩擦が起こります。

そして地球は、文字通り内部からひび割れるのです。

ここサンフランシスコの海底は元々地震が多発するところです。

しかし今、海洋学者達は未だ且つてない地震活動の証拠を発見しました。

海底に深い亀裂が入り高温を発しています。

死んだ魚が大量に打ち上げられたのです。

地質災害は自転速度の低下が引き起こす典型的な災害の1つです。

海水の移動はますます激しくなります。

遠心力が弱くなれば海は盛り上がった赤道から極に向かってどんどん流れだします。

北極海の最大深度は且つては5400m程でした。

それが今は、13000mにもなっております。

この水はすべて南から流れてきたものです。

歴史時代になって初めてイギリスはヨーロッパ大陸の一部になりました。

同様にアイルランドはイギリスと繋がります。

今や、ロンドンからパリまで歩いて行けます。

ヨーロッパだけではありません。

メキシコ湾も干上がりマイアミのビーチリゾートは内陸部になります。

キューバはフロリダと陸続きになり、そしてメキシコの国土は30%広くなりました。

動いているのは海だけではありません。

大気も北緯30度より北と、南緯30度より南に向かって動いています。

もはや、これより高い緯度でしか呼吸できません。

ニューヨーク、ロンドン、トロントなどは今のところ安全です。

しかし、メキシコシティや他の緯度が低い都市の住民は空気が薄すぎて窒息するでしょう。

ただし、緯度が高くても標高が高ければ危険です。

例えは、標高が1600mだったデンバーは且つての5000mと同じ気圧になっています。

5000mと言えばエベレストの中間よりも高地です。

北からは海水が押し寄せ、南からは真空地帯が押し寄せてきます。

それでもまだ、ところどころで生きていけるエアポケットの様な場所が残るでしょう。

しかし、デンバーはだめです。

高齢者や幼児にはすでに深刻な影響が出始めました。

大人たちも直ぐに力尽きるでしょう。

しかし、自転速度の低下で固いマントルと溶けた外殻との間に巨大な摩擦が生じ、その結果火山の噴火と巨大地震が発生して避難ルートを破壊します。

点在する生存可能地域を目指す人々は、地球のエネルギーの凄まじさを目の当たりにするでしょう。

北アメリカ大陸の中西部は、地震で崩壊に向かう一方で沿岸の諸都市は沿岸の後退で孤立します。

ニューヨーク、ボストンも内陸に取り残されました。

オーストラリアはインドネシアと合体し新しい大陸を形成しました。

アジアの大陸棚も露出しています。

4か月で香港をはじめ、世界の主要な港は干上がります。

全世界の海上輸送が途絶えました。

他の地域では、更に新しい危険が迫っている事に気づきます。

太陽放射です。

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太陽放射が与える脅威

地球は磁気圏という目に見えない磁場で守られています。

この磁場は、地球内部にある鉄を主体とした核が自転によって急速に回転してできる物で、太陽からの危険な放射線をそらす働きをしています

しかし、自転が遅くなれば磁場も弱くなり十分なシールド能力を発揮できません

マイアミの様な熱帯地方は、海に沈む危険はありません。

マイアミは大西洋に向かう大陸棚の上にあります。

今やその大陸棚は何十キロも沖合まで露出し長い砂浜も内陸になりましが、まだ呼吸は可能です。

しかし、太陽は致命的です。

自転速度低下から1年経過

自転速度が落ち始めてから1年が経ちました。

今や時速にして370キロ近く遅くなっています

地球の姿は、どんどん変わっていきます。

海水の移動も止まりません。

最初の内は、北大西洋の水が北極に向かった為にヨーロッパの周囲の浅い海は干上がったのですが、あまりにも大量の水が極に集まった為に方位度地方は海に呑み込まれたのです。

ロンドンは海の底です。

ベルリンも消えました。

モスクワさえもなくなりました。

ヨーロッパ北部の首都市はすべて新しい海の底に沈みました。

且つて何億人も暮らした都市は消え去ったのです。

北アメリカでは生き延びた避難民が、カンザスに辿りつきます。

大学のキャンパスが新しい我が家です。

科学者達は、アメリカで一番安全な避難所を作れると考えています。

ここなら、洪水も酸素不足も地震もありません。

しかし、皮肉な事に生活必需品もありません。

国土は崩壊し生産は止まりました。

道路網もズタズタです。

食料もなく自給自足を始めなければなりません。

これは、人類が経験したことのない未曽有の大災害です。

生存者は、独力で苦闘するしかありません。それでも、避難所にたどり着けただけ幸運だと言えるのです。

自転速度低下から2年半後の人類への影響

始まりからまだ2年半しか経過していませんが、すでに自転速度は1400キロ近くも落ちてたった時速320キロになっています

多くの国が海に沈みました.

海面に出ている土地も空気が希薄過ぎて呼吸できません。

そのうえ生存者に追い打ちがかかります。

世界中で人々がぐっすり寝ようと血のにじむような努力をしています。

しかし1日は124時間にも伸び且つての2日半以上も昼が続きます

人間は62時間も明るいままの世界で眠る様には出来ていません。

きつい時差ボケが永遠に続くようなものです。

海に沈まず呼吸できる空気がある都市に住んでいた人々は睡眠不足に苛まれます

その結果は、視力障碍と運動機能の低下です

これは宇宙飛行士や潜水艦の乗組員、極地の調査隊員などに良くみられる心身の衰弱です。

疲労によって脳が無感覚になり、外界の状況が理解できません。

自転速度の低下は、動物にも壊滅的な影響を与えます。

移動型の哺乳動物は大抵、日照時間の変化によって大移動を開始します。

今やその時間は短くならずに長くなる一方です。

渡り鳥は南に向かう時期を逸して、夜が長くなり寒さが厳しくなるにつれ凍えて死んでしまいます。

多くの種が、同じ運命に見舞われました。

全て絶滅への道へ向かいます。

海が両極によった為に、赤道を挟んで中緯度まで帯の様な新大陸が生まれます。

フランシスコの海洋学者のグループが今、その大陸に向かおうとしています。

これまで海底だった新大陸に活路を求めるのです。

彼らは、機能停止した大都市に居続けるよりも有望だと考えていますが保証はありません。

しかし、この状況下では選択肢は限られています。

たった2年半で世界は完全に変わりました。

しかも、最悪の事態はまだ始まってもいないのです。

自転速度低下か4年後の地球

自転が遅くなり始めて4年が過ぎました。

今では、たった時速64キロでしか周っていません

1日は、且つての26日、太陽は13日沈まず夜も13日続きます。

もはや、四季もありません。

あるのはただ、明るくて熱いか、あるいは暗くて寒いかだけです。

永く続く夜にはマイナス55℃にまで冷え込みます。

人類は何とか生き延びようとしています。

しかし、動植物のほとんどは絶滅しかけています。

洪水から逃げ、呼吸できる空気を得られても厳しい寒さに叩きのめされたのです。

生き延びる可能性がまだしもあるのは冬眠する動物でしょう。

長期間食べずに過ごせるからです。

それでも、いつ海にのまれたり酸素がなくなるか分かりません。

植物への打撃はより決定的でした。

米や麦、トウモロコシの様な穀類は成長するのに大量の日光が要ります。

海にのまれなかった亜寒帯の森林だけが寒さと日照不足でも生き延びられるでしょう。

しかし、北アメリカ大陸は太平洋側と大西洋側から浸食されて次々に都市が消滅していきます。

トロント、ハリファックス、ボストン、アメリカとカナダ両国だけで何千万人という犠牲者が出ました。

ニューヨークも海にのまれました。

しかし、この緯度での海面上昇は100m程になる為、超高層ビルは上半分が海面から突き出ています。

海水が下水道や地下鉄のトンネルを通って吹き上がります。

残っていた市民は逃げ惑うだけです。

しかし、市全域が直ぐに海面下に沈みました。

広大な海が移動し続ける世界では安全な場所は殆ど残っていません。

大気の希薄化によってアフリカやオーストラリア、南アメリカの殆どは生存不可能になります。

赤道直下は現在のエベレストより高い海抜1万mと同じ位です。

大都市は、巨大なゴーストタウンと化します。

しかし、海面が下がった為に低緯度地方に新大陸が出来ました。

そこは、現在の大陸より低いので呼吸できるだけの空気が残っているところがあります。

サンフランシスコを出航した、海洋学者のグループはその新大陸を探して西に向かっています。

ただし、たどり着けるとは言い切れません。

GPSは、過去の遺物と化しています。

海の形が変わり海図も信頼できません。

しかも、自然のサイクルが破壊され気象はますます予測不能になっています。

地球が自転すると、北半球では常に東向きの風が、南半球では常に西向きの風が発生します。

これを、コリオリ効果と言います。

しかし回転が遅くなった結果、一定だった風向きはとても不安定になりました。

高気圧が無秩序に発生し何処に気圧の谷が出来るか分かりません。

突然、大しけになったかと思うとそれが1週間も続くことがあります。

地球の気候は激変しました。

13日続く夜の冷え込みは世界中を凍りつかせます。

マイアミの様な南の都市は、厳しい冬に耐えられる様には作られていません。

殆どの家には暖房もなくギリギリのところで生き延びている人々を追い詰めます。

そのうえ状況はまだ過酷になっていくのです。

地球の自転速度低下から4年半後の地球

自転が遅くなり始めて4年半がたちました。

且つては、時速1700キロで回転していた地球は殆ど止まりかけています。

昼は且つての16日も続くようになりました。

海の移動は、その後も続き今では赤道を取り巻く様に形成された大陸を挟んで南北に分かれています。

カンザスは今や北の海に面しています。

海は深さが16000mもあります。

それでも且つての北アメリカ大陸には、5年前の10分の1以下になったとはいえ、まだ80万㎢の生存可能地域が残っています。

避難民たちは、極端な暑さと寒さをしのげるシェルターを作りそこに住みながら作物を育て始めました。

新しい海は生命を破壊する一方で、新しい食料も提供してくれます。

大量の動植物がいた旧大陸が海に沈んだ結果、魚に大量の栄養源が供給されたのです。

海岸線大きく変わり、沿岸の生態系が破壊された為、温かい水に住む魚類は絶滅しました。

しかし、タラやサバ、マグロなどの冷たい水に住む種の多くは生き延びます。

且つて大穀層地帯と言われた地域で魚を捕る暮らしが始まっています。

長く寒い夜には、チームを組んで凍結した海に穴をあけ魚を釣ります。

そして、シェルターに持ち帰るのです。

ほんの数分しか体がもたないマイナス55℃の中で命がけの釣りです。

しかし、そこまでしても増え続ける避難民にいきわたるだけの魚は捕れません。

時間切れが近づいています。

殆ど自転しなくなった為、雪さえもやみました。

気象パターンを作り出していたコリオリ効果が消えたからです。

今や天候はごく単純なものになりました。

極めて遅い回転では大気もかくはんされません。

雲が出来るのは昼と夜が入れ替わり気温が大きく上下する時だけです。

その為、降水量が激減しました。

しかも、雨雲を内陸に向かわせる風が吹かず殆どの雨は陸から遠い海上でしか降りません。

たまに降る雨は、いつまで続くか分からない干ばつに備え全て蓄えます。

カンザスの状況は絶望的です。

サンフランシスコから出航した海洋学者達は、難破して新大陸の且つてのはワイ辺りに打ち上げられました。

どんな残骸でも、とにかく見つけた物は全て引き上げてサバイバルに備えます。

且つでは海だつた新大陸に活路を求めるのは極めてハイリスクです。

カンザスとは違い彼らには利用できる物は、このガラクタ以外何もありません。

ただ成功すれば今の地球で最も環境が良く、最も広い生存可能地域を持てるでしょう。

一方、マイアミの様な海に沈まなかった都市に留まった人々は、最も大きな困難に直面します。

まるで野生に戻った様な暮らしです。

食料は殆どなく電力はあてになりません。

清潔な水も入手が難しく何処からも食料の供給はありません。

ハイテクな暮らしは過去の夢です。

在庫を使い果たせば、マイアミには生きるのに必要な物資は何もなくなります。

ここでも時間切れが近づいています。

見切りをつけた人々は出て行くことにしました。

彼らは、マイアミの様な陸の孤島ではない所を探さなければなりません。

この世界で生き残るには、水の近くにいる事ですが最適な場所は何千キロも彼方です。

海は動物性たんぱく質を確保で出来る地球最後の場所です。

太平洋では新しい植民地が動き始めました。

彼らは、食料を得、身を守るための小さな野営地を作っています。

風力発電機で電気も使えます。

且つての海底は完全に干上がっているので耕して畑にできるでしょう。

しかし、一度日が沈めば人間と自然との壮絶な戦いが始まります。

簡素な吹きっさらしのシェルターで16日以上も氷点下数十度に耐えなければなりません。

そして、地球が完全に静止する時には、更に多くの困難が待ち受けています。

自転速度低下から5年後、遂に「地球が停止する日」を迎える

自転がスローダウンし始めて5年

地球が完全に静止する日がやってきました。

海、大気、気候の変動は収まりつつあります。

赤道から中緯度にかけて出来た巨大な新大陸は、地球を1周しその北と南に広大な海が出来ました。

赤道直下の内陸部は空気が殆どありません。

新大陸の半分以上は海抜が高すぎて不毛地帯になっています。

地球の自転は止まりましたが、まだ太陽の周りを公転しています。

太陽は1年の内半分は見えますが、もう半分は地平線の彼方に沈んで見えません。

一昼夜を一日と呼ぶ概念は過去のものです。

これからは、一昼夜は一年で半年の昼と、半年の夜が繰り返します。

夜明けと共に太陽は行道に沿って進み今の赤道直下の様に強烈な日光を照らします。

気温は、55℃にものぼるでしょう。

また、その帯の中では、猛烈な風が全てを破壊します。

しかし帯の淵はそれ程、致命的ではないかもしれません。

帯の風は熱帯暴風雨を作り、たまたま公道から少し離れた処に止まった且つてのハワイでは1か月も続くような豪雨が降ります。

人々はこの恵の雨で翌年まで過ごせるでしょう。

しかし、こんな幸運場所はめったにありません。

北回帰線が通る北緯23度より1500キロ以上北にあったカンザスは、止まった時に行道から何千キロも離れました。

天候は全く変化せず雨は2度と降りません。

海からも遠く海水を利用する事も不可能です。

燃料供給網も崩壊し、エネルギー不足は危機的です。

地球の気象は今や太陽に左右され、風を吹かす気団も雨を降らせる前線も無くなりました。

そして日が沈んだ時、とどめの一撃が下されます。

気温は、現在の北極の冬より20℃近くも低いマイナス55℃にまでおちます。

北極と南極の海は凍結し一年中とけません。

カンザスの避難民に死が宣告されます。

且つてのハワイは、行道の帯から1700キロ離れた処に止まりました。

ここなら海は凍らず魚を捕れます。

地球が静止して1年、犠牲者は65憶人を超えます。

世界の果てから生き延びた人々が、地球にほんの数か所残された人類がかろうじて生きていける最後の砦に辿り着きました。

これから先、地球は夜と昼、真冬と真夏、雨季と乾季を、その寿命が尽きるまで交互に繰り返します。

もし急激な減速が起きれば地球は、今までと全く違う惑星になります。

幸いそうなる可能性はないでしょうが、この地球は極めて危ういバランスの上にかろうじて保たれているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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