【白亜紀の世界】恐竜の進化と卵の謎に迫る!

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白亜紀の世界

想像絶する大きさの生物が地上を歩き回り、風変わりなデザインの生き物が空を飛び回っています。

しかし、どんなに奇妙に見える恐竜も皆卵から生まれ、精密に設計された体へと発育していきます。

進化は、史上稀に見る精巧な卵を作り出したのです。

恐竜の卵の謎

卵は宇宙カプセルのように、胚が必要なもの全てをその中に収めています。

進化は他にも目を配りました。

恐竜の卵の殻は、オートバイ用のヘルメットのように強い衝撃にも耐えます。

さらに、中の卵白が衝撃を和らげる仕組みです。

卵の白身は、一種のゼリー状で多くの働きをします。

発達中の胚の湿り気を保ち緩衝材にもなります。

もし、卵が何かの衝撃を受けても、中の胚が死んでしまわないようなっています。

優れた構造の卵は、孵化したこの生存率を上げます。

卵に蓄えられた遺伝形質がそっくりそのまま子に渡され子は成長するのです。

この小さな家の中で、受精したひとつの細胞が急激に細胞分裂を起こします。

これら細胞は、様々な形の組織になって骨や皮膚や神経や臓器を作ります。

あるいは脳や感覚器官、そして成長する時に身を守るための武器にもなっていきます。

この胚の段階では、遺伝形質の10億分の1にしか影響を及ぼさないわずかな遺伝子の違いが、生き延びる子供とそうでない子供、他の恐竜に食べられたり、踏み潰されたり餓死する子どもとを分けるのです。

もし赤ちゃん ティラノサウルスの孵化を見られたとしたら、宇宙旅行に出かけるのと同じくらいの興奮を味わうでしょう。

そりゃ宇宙旅行の方がちょっとばかりゴージャスでしょうけど。

恐竜の生きた時代、それは生物が多様性を極めた時代でした。

その多様性は進化が生存のためには一つではなく、多くの戦略を生み出すということを証明しています。

しかし、その戦略はここの命に対しては非常です。

サウロポセイドンの雌は、生涯に何千という卵を産みますがそのうち大人になれるのはわずかです。

つまりたくさんの子供たちのほとんどは、捕食者に殺されて食べられてしまうのです。

子供のほとんどが肉食恐竜の餌食になる、という事実はさながら進化上の悪夢です。

しかし実はその逆です。

3000頭のうちの生き残った一頭は、兄弟たちが襲われているとき、素早く逃げるための遺伝形質を持っているかもしれず、
またより強く大きく少しばかり敏捷な大人になる遺伝子の組み合わせを受け継いでいるかもしれないのです。

おそらく竜脚類は、後ろ脚で小さな穴を掘り、その上にしゃがんで卵を産み土をかけさせていったと思います。

産んだ卵のことなどすぐに忘れて。

サウロポセイドンの卵は数ヶ月放置されます。

卵を温め守ってくれるのは土と腐った植物だけ。

そこは、殺戮の舞台となったでしょう。

それにもかかわらず、サウロポセイドンは1500万年の長きにわたって栄えました。

まさに進化の大成功です。

しかし研究者は、もっと成功できたはずだといいます。

50トンの動物がさらに大きくなるなど、不可能に思えますがそんなことはありません。

体重200トンの竜脚類を作るにはまず脳を3キロ重くします。

これまで200トンに達した陸上生物はいませんが、進化は恐竜を1億6500万年生きながらえさせました。

恐竜は凄まじい地質の変動も、気温の急上昇も生き延びました。

刻々移り変わる世界に見事に適応したのです。

そして突如災害が起き、恐竜は地球上から姿を消しました。

恐竜の姿は二度と再び見られないのでしょうか?

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恐竜の進化

求愛から始まって、つがいになり子どもが誕生しその死を持って終わる恐竜のサイクルは2億年近く続き、世代を重ねるごとに少しずつ改良され発達していきました。

恐竜は地球上の全大陸に生息域を広げ、あらゆる環境に適応していきました。

しかし、地球への隕石の衝突によって絶滅したと言われています。

恐竜が死に絶えて後は、巨大な生き物はもうどこにもいないように思われます。

しかし、本当にそうでしょうか?

恐竜は今もいるかもしれません。

多分私たちの身近に。

ピントはそこかしこにあります。

サウロポセイドンは首を18メートルの高さにもてあげることができました。

これは、サウロポセイドンの首の骨の85%以上が空洞でとても軽いからです。

頸椎は一つ1メートル以上ありましたが、ほとんどは空気でした。

ティラノサウルスは、体重17トン

鯱ほどの大きさにまで成長しましたが、その骨はやはり空洞の多い蜂の巣状でした。

ヒントは他にもあります。

デイノニクス やティラノサウルス、ササウロポセイドンの肺のデザインは私たちが毎日目にする生き物にそっくりです。

恐竜の呼吸システムは哺乳類のものとは違い、小さく繊細で鳥のものにいています。

空を優雅に舞い優れた偉業を遂げ、地球上のどこにでも見られる生物。

鳥は強大な恐竜の末裔に違いありません。

鳥の骨も空洞が多く空を飛ぶための適用だと考えられています。

しかし、その骨を恐竜から受け継いだことはあまり知られていません。

鳥は恐竜のように世界中のあらゆる環境に適応しています。

熱帯雨林でも山岳地帯でも、海辺でも、ダチョウは背丈2.7メートル体重130キロ以上。

現代では最大の鳥ですが、ティラノサウルスレックスや巨大サウロポセイドンに比べると見劣りします。

けれども、鳥が空を飛び空中で機敏に動き、繁殖するための生物学的なデザインは恐竜と同じです。

かつて恐竜を巨大な体に成長させ、殺し屋だらけの世界を生き延びさせた遺伝形質。

そして、1億6500万年の進化により磨き上げられた遺伝形質は、決して消え去ったわけではありません。

恐竜に与えられていた武器は、新しい機能となって現代の鳥の中に生きています。

恐竜は、巨大化するために空洞の骨を利用しました。

鳥は体重を軽くするために使います。

恐竜は長い首に空気を送るために気嚢を使いました。

鳥は、長時間空中に留まるために使います。

恐竜と鳥の主な違いはその大きさだけです。

実際、地上の多くの恐竜は飛ぶのに必要な機能のほとんどを持っていました。

デイノニクスの腕と手は鳥の翼のような働きをしました。

どちらも腕と手の間に特殊な骨があり、手首を素早く前後に動かすことができます。

デイノニックスは、この素早い動きを利用して鍵爪を獲物の肉に食い込ませました。

鳥にも同じ骨があり、そのおかげで翼は一定の速い速度で羽ばたくことができます。

デイノ二クスの腕は非常に特殊で現代の鳥に似ています。

実際、鳥のように腕を折りたたむことができました。

鳥は、この折りたたみ機能のおかげで飛ぶことができるのです。

飛行中の鳥の翼の動きは、デイノニックスの鍵爪の生きた見本です。

現存する鳥を観察すると、翼を前後に動かしている時の関節の動かし方や角度が、デーノニックスのそれに極めて近いことがわかります。

そして最後のヒントは、鳥と恐竜とのつながりを明確に示しています。

それは鳥の胸にある、長趾骨、または鎖骨と呼ばれる骨です。

今日の生物で長趾骨を持つのは鳥だけです。

しかし、この骨を持った肉食恐竜が見つかっています。

証拠から導き出される結論は一つ。

強大な ティラノサウルスも、知能犯のデイノ二クスも優雅なケザルコアトルスも、皆とてつもなく大きな鳥の祖先だと考えられるのです。

 

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