【究極の生物】白亜紀に生きた恐竜の進化の謎に迫る!

スポンサーリンク




恐竜!それは精巧に作られ、高度な適応を遂げたサバイバルマシンです!

1億6500万年にわたる進化によって、今日の動物を遥かに凌ぐ武器と防御力、そして鋭い感覚器官を手にした恐竜。

最先端のテクノロジーがその体の奥深く入り込み、より強くより賢くなっていった恐竜の秘密を置き明かします。

ミステリーです!

なぜ、こんなにも長く栄えたのか?

地球上に生きた究極の生物「恐竜」

その繁栄は、16500万年に及びました。

成功のカギは、体の外側の見事なデザインと、内部の精密な設計です。

その生理機能は、自然淘汰と性淘汰をくぐり抜け適用を遂げました。

1000万以上にわたる世代を通して改良を繰り返し、より優れた子孫を残したのです

自然淘汰は、生き延びられるだけの賢さを持たない動物を排除していきます。

進化は、ある種を反映させる一方で、別の種を絶滅させます。

危険な武器を持つ動物にとって戦いは命がけです!

白亜紀の遅い春、若者には大事な季節です。

恐竜たちが繁殖の準備に入るのです。

勝利するものもあれば敗れ去る者も。

進化論によれば、たとえあなたが世界一のハンターでも理想の遺伝子を持った理想の半量を得られなければ負け犬です。

敗者の遺伝子は、途絶える運命にあります。

交配は、後世に重大な影響を持つ一大事なのです。

雄は雌を見つめ、雌は雄を見つめます。

意識の内に、相手の遺伝子を値踏みしているのです。

雄が性的に成熟したことを示す印は様々です。

若いパラサウロロフスのトサカは今や十分に発達しました。

トリキュラトプスの角は小さなコブから、まっすぐ前に伸びた最終兵器へと成長しました。

ティラノサウルスレックスは、自分の縄張りを主張しています。

雄は、まもなく大人になり自分の力をアピールするために戦うことになるでしょう。

雌は最も強く適応力があり、賢いオスを慎重に選びます。

さらに、生殖行動で重要なのはタイミングです。

卵は、夏に生まれます。

一年で一番気温の高い夏に孵化する。

繁殖に最も強い影響を与えるのが気候です。

恐竜は季節の変化に反応して繁殖の時を知るのです。

繁殖期の数週間前になると、恐竜の体内でホルモンの変化が起きます。

引き金は、例えば昼間の長さなどです。

冬を過ぎると、日照時間が長くなります。

すると、目の後ろにあるセンサーが光の変化に反応し、この重要な情報を脳に伝達します。

その信号が脳下垂体を刺激して、性腺刺激ホルモンを放出し、これが卵子や精子を作るよう体の準備を促すのです。

活発になったホルモンは、恐竜の行動に劇的な変化をもたらします。

その行動は雄と雌とでは異なります。

雌にとっては、子供を産むための体力を蓄える時期。

雄にとっては、子作りをめぐって他者に打ち勝つ方法を学ぶ時期です。

警戒心が強くなり、視覚が鋭くなり、攻撃的になり、戦いを好むようなやります。

他者との交流が活発になるこの時期は、非常に興味深いものがあります。

ホルモンが血液中を勢いよく流れ、肉食恐竜の研ぎ澄まされた武器はますます破壊力を増します。

ティイレックスのような、肉食恐竜の死亡率は15歳から18歳の間、5倍に跳ね上がります。

この年頃の雄は、年長の経験豊かな雄に戦いを挑むからです。

雌を奪い合う戦いでは、どちらかが死ぬこともあります。

雄が雌とつがいになり子作りをする権利を得るには、一種の基準というか合格しなければならないテストがあります。

それぞれのテリトリーを超えて戦いが始まります。

雌に自分を印象づけるチャンスです。

強さを競い、最高の遺伝子を持つのは誰かを証明するのです。

しかし大勢相手が死んでもすぐゴールにはたどり着けません。

同じ種の中の孤児行動で、進化上有利なタイプというのは必ずしも相手に死をもたらすものである必要はないんです。

何らかの点で、優れているということが明らかになれば戦いに勝利します。

例えば、健康状態がライバルより優れていて、精力的であることを誇示するということです。

スポンサーリンク




体重6トンにもなる白亜紀のストリートファイター!

トリケラトプス

この史上最強の草食動物にとって、進化とはより強く頑丈に、より狡猾になることです。

これこそ雌が雄に求める遺伝形質でした。

骨で出来たトリケラトプスの襟飾は盤石の盾です。

強さと力の象徴ですが、他にも役目があったと思われます。

襟飾りは、飽食者に対する防御として、また種の特徴として発達したかもしれません。

しかし、進化の過程で繁殖に有利なものとして利用されたとも考えられます。

トリケラトプスの襟飾は、クジャクの羽と同じく生殖能力の孤児なのでしょうか?

手がかりの一つは色の変化です。

襟飾の骨には動脈と静脈が網の目に走っています。

ストレスを受けたり、興奮したりすると、首の動脈が拡張し血液が襟飾りに大量に流れ色が赤く変化するのです。

これも、求愛儀式の一つです。

雄は雌に、自分が一番強くて健康で賢いんだと証明しなければなりません。

自分には価値があるのだと示し、子作りの権利を勝ち取るのです。

繁殖ができれば主の未来に強い影響を及ぼすことができます。

雄同士が出会えば長い戦いの始まりです。

鼻を鳴らし地面をけたて、それだけでは収まらずに角で激しく付き合うのです。

角と角とで腕相撲のように戦います。

1メートルを超える角、6トンの筋肉、固い盾、雄はパートナーを得るため危険を冒して戦います

一方、雌には次の世代を残すという、命がけの仕事が待っています。

しくじれば、子供たちは恐ろしい世界に放り出されます。

生き延びる望みのほとんどない恐ろしい世界に・・・

白亜紀

恐竜は生理学的に、最も発達した生き物に進化しました。

サウロポセイドンは、18メートルもの背丈で周囲を見下ろします。

デイノニクスは、飛び出しナイフような鍵爪で巨大な獲物を倒します。

ティラノサウルスレックスは、史上最強の肉食動物です。

こうした特徴は皆、何百万という世代にわたる進化と適用の成果です。

進化とは、残酷で無情なもの、事に雄にとっては。

自然淘汰と性淘汰によって、弱者は1頭、また1頭と切り捨てられていきます。

雄のほとんどは、子孫を残すことができなかったでしょう。

次の世代に遺伝子を手渡すことができるものは、全体から見てほんの僅かでした。

進化は、敗者には見向きもしません。

進化が起こるのは、最良の遺伝子が次世代に伝えられた時のみです。

それが、ジャングルの掟、勝者へのご褒美なのです。

進化論によると、大きな群れを持つ雄は、他の雄たちと戦わなければなりません。

勝てば大きな報酬がいられます。

何十頭もの子孫を残せるのです。

幸運な雄は大きな報酬を手にするかもしれませんが、命を落とす者もいます。

若者が群れを支配しようとすれば、悲惨な結末になるかもしれません。

一方、雌にも大きな仕事があります。

前の世代より、少しでも優れた世代を誕生させるための準備です。

化石からは、恐竜が非常に若い時から繁殖の準備をしていたことが分かっています。

恐竜は皆、自分がまだ成長期にある時から繁殖行動を始めます。

命の価値は極めて低かったのです。

若い恐竜にはやるべき仕事がたくさんありました。

体を健康に保ち、よく食べ十分な栄養を摂取するのです。

未来の卵の為に。

大型の恐竜は、ある一定の大きさに達すると自分の成長のためではなく、繁殖のために資源を蓄えます。

肉食であろうが、草食であろうがカロリー摂取が重要です。

良い母親になるために、雌は大量の栄養を必要とします。

カロリーの高い若葉や、高い枝。

肉食であれば、たくさんの肉を食べなければなりません。

卵のために・・・

雌は、大いに資源を蓄えなければなりません。

大量のたんぱく質に脂質にカルシウム、それらはすべて体内に備蓄され、つがいになったらすぐに卵を産めるようにスタンバイしているのです。

雌のホルモンは、肝臓を刺激して卵巣に卵黄物質送りを命じます。

卵子が受精すると、卵黄は恐竜の胚が3ヶ月間成長するのに十分な栄養を供給します。

未来の母親は、卵の殻のためのカルシウムも必要とします。

恐竜の卵の殻は、炭酸カルシウムでできていました。

トリやクロコダイルの卵と同じように炭酸カルシウムの固い殻は成長する胚を守ってくれます。

サウルポセイドンのメス1頭が1シーズンに産む卵は300から500個。

この時、白亜紀の植物には乏しかった、カルシウムとミネラルを大量に必要とします。

巨体のサウロポセイドンは、自分が生きるためだけでも膨大なカロリーの食糧を必要とします。

その上さらに、どうやって繁殖のための栄養を得たのでしょうか?

春が訪れると、植物中のたんぱく質が豊富になり消化もたやすくなるのです。

植物は、カルシウムの含有量が少ないので量をたくさん食べなくてはなりません。

栄養化の高い草やつぼみ若枝や若葉を選んで食べ、子供を産むためのミネラルや養分を摂取するのです。

サウロポセイドンの旺盛な食欲が、十分なカルシウムの摂取を可能にしました。

カルシウムは少しずつ骨、特に髄様骨に蓄えられます。

髄様骨は、きわめて特殊が骨で排卵中の雌だけに見られます。

排卵中に作られる卵の殻の炭酸カルシウムのために、カルシウムを集めているのです。

髄様骨は、足の骨の内部に並ぶ骨の層です。

生体構造上の用途はなく、卵の殻を作るのに必要なカルシウムやミネラルを蓄える、移動式の貯蔵庫です。

いったん髄様骨に蓄えられたカルシウムとミネラルは、容易に分解され必要な場所に送られます。

たった一つの細胞として発生したものが、やがてはクジラ程もある動物になっていくわけです。

ただし、途中で何事も起こらなければですが。

サウロポセイドンの進化は、他にも有利な点がありました。

毎年膨大な量の卵が生まれ、その一つ一つに資源が蓄えられるのです。

交尾の後、雌の体内では卵が育ち始めます。

卵はタンパク質、脂質、カルシウムの宝庫です。

カルシウムは最終的に胚の骨と卵の殻になります。

サウロポセイドンは,1シーズンに何百もの卵を産みますが、多くは孵化する前に食べられてしまいます。

孵化してもほとんどは、飢えた肉食恐竜の餌食になります。

ティラノサウルスレックスは,全く違う進化を遂げました。

この肉食獣は知恵と武器を持っていたのです。

ハンターであり、死肉もあさりました。

遺伝子を次世代に渡す準備のできた雌は、大きく力強いあごと鋼のように強い歯を持った雄を探し求めます。

サウロポセイドンは小食です。

この巨大な生物が生存のためにとった戦略は、何百という卵を産み1頭か2頭を生き残らせるというもの。

その卵や胚を作るためには、膨大な草木を食べなければなりません。

ティラノサウルスレックスは肉食です。

卵を生むためには、やはりカルシウム、たんぱく質などが必要です。

しかし、雌は植物からカルシウムを取るわけではありません。

草食動物の骨からカルシウムを取るのです。

ティラノサウル素は、獲物から多くを消化して栄養を摂取しました。

獲物の肉や骨髄から栄養分を取り込み、また骨からも栄養をとりました。

ティラノサウルが、カルシウムを直接草食動物の骨からとっていたという証拠があります。

化石化した ティラノサウルスの糞が発見されているんです。

これは、糞石または、コクロライトと呼ばれています。

その中から、微細な粉上になった草食恐竜の骨が見つかっているのです。

肉や臓器や骨は噛み砕かれ、すべての見込まれました。

それで骨は消化されずに、ティレックスのお尻から出てきたというわけです。

メスのティラノサウルスレックスは、カルシウムを蓄えなければなりません。

サウロポセイドンと同じく、カルシウムは髄様骨の中に備蓄されます。

繁殖を前に、雌は体力を維持しておかなければなりません。

雄に比べて雌は、繁殖の権利を得るチャンスが極端に少ないからです。

雌は決まった数のを持卵子を持って生まれてきます。

卵子の数は限られているわけです。

一方、雄はは毎日何百万という精子を生み出します。

限られた数の卵子しか持たない雌は、それらを育てのために多くの時間と体内に蓄えた資源を費やさなくてはなりません。

雄と雌との違いも、進化の戦略のうちでした。

恐竜全般に見られる興味深い傾向ですが、ティラノサウルスなどの骨格を見ると、一方があしらかに多方より大きいことに気づきます。

雌の ティラノサウルスにとって強い子孫を残してくれそうなオス、その特徴を自分の子供に与えて欲しいと思える雄を見つけるのは容易なことではありません。

ティラノサウルスレックスは単独で暮らし、膨大なテリトリーを歩き回るのは一握りの個体なのです。

大きな動物ほど、その数は少なくなります。

テリトリーの広さと周りにいる個体の数を考えると、雄と雌が出会う確率というのは限りなく低いです。

雄同士の戦いは、めったに起こりません。

雄の ティラノサウルス にとって、重要なのは自分のテリトリーから侵入者を追い払うこと。
そして、テリトリーに入った雌を追いかけることです。

雄は匂いで、排卵中の雌の居場所を知ることができたと思います。

ティラノサウルスは、二足歩行の捕食者の中で最大、最強の部類に入ります。

しかし生殖を望も雄は、その時が来るまでむやみに雌に近づいてはなりません。

ティラノサウルスの求愛行動はとても興味深いものだったと思います。

通りがかりの雄がネスに狙いを定め、我が物にしようとします。

すると雌は雄を観察し、この雄の遺伝子と自分の遺伝子を掛け合わせて次の世代を作るべきかどうか品定めをするのです。

ティラノサウルスは、非常に頭の良い生き物でした。

求愛行動も厳格な一連のルールにのっとって行われたはずです。

雌は雄が送ってくるサインを見分けなくてはなりません。

そうそして雄と雌は、何日か何週間か見つめ合うのです。

雄のティラノサウルスが、雌を手に入れるためにはさらに試練がありました。

雌の ティラノサウの体は、10パーセントから30%雄よりを大きかったのです。

つまり、雄より強かったわけで1対1なら雌の勝ちです。

雌の気を引こうとする雄は、イチかバチかの危険を犯します。

雌が送ってくる合図を、正確に読み取れるかどうかが成否を分けます。

ティラノサウルスの雄の体は雌の3分の2ほどしかないのです。

もし、争いにになったら勝つのは雌です。

恐竜は概してメスのほうが体格で勝っていますが、ティラノサウルスはそれが顕著です。

ここまではうまくやってきた雄も、ご褒美を手にするためには最後の危険な賭けに出なければなりません。

雄が踏み踏み込もうとしているのは危険区域です。

雌が拒否して癇癪を起こしたりすれば進化論的には一巻の終わりです。

しかし、結果的には幾多の危険を乗り越えた最も強く、最も適用力のある ティラノサウルスが自分の遺伝子を持つ新しい世代を残します。

その世代は親よりも少しばかり賢く、強く、そしてタフになるかもしれません。

白亜紀の恐竜たちが行った求愛の儀式は、危険で命に係わるものでした。

最も強く、最も賢い雄だけが競争に勝ち残って、その形質を子孫に伝えます。
より長いつの
より硬い襟飾り
より大きな鍵爪
より鋭敏な聴覚・視覚・嗅覚

一方使い道のない掲出のための遺伝子は切り捨てられます。

化石は恐竜がどのような適用を遂げたか教えてくれますが、その求愛行動については多くを語りません。

3tも4トンもある ティラノサウルスが、求愛のダンスを踊っていたかと思うた奇妙ですねー。

分かっているのは、子作りは危険と隣り合わせだったということです。

化石からは、たくさんの傷跡が見つかっています。

砕けた尾、粉々になったあばらや背骨、噛み後のある頭骨、恐竜は命がけで子孫を残していました。

子孫を残したい雄は雌が絶対に ok してくれるという確信が必要でした。

メスの拒絶の仕方は壮絶で、惨劇を引き起こすほどの激しさだったからです。

進化が雌の手に委ねられたのには理由があります。

子供が産まれる時、実際の仕事をするのは雌です。

雌は生命の鎖をつなぐ輪です。

子供を産むのは彼女たちです。

多くのオスは繁殖に関わりがなかったでしょう。

今日の動物と同じく、恐竜の雄は繁殖のチャンスを掴むために戦います。

雌が求めているのは、ライバルより強くてタフで賢い雄です。

しかし、時として進化は進む方向を変え、珍しい形質を残します。

パラサウロロフスの角はそれ自体武器としては役に立ちません。

中は空洞で壊れやすく厚さもないのです。

ところが、コミュニケーションの道具として目覚ましい防御の働きをします。

複雑なメッセージを発し、仲間に危険を知らせるのです。

何世代も経るうち、このトサカは長くなりより深い音を遠くまで響かせられるようになりました。

高度に発達したコミュニケーションの道具は進化上の強みとなりました。

そしてまもなく、雌は素晴らしいトサカを持った雄とだけつがいになろうとします。

オルガンのように管に息を吹き入れて音を出していたんです。

鴨橋龍は、それぞれの種が、独自の形を持ち独自の音を出していました。

それにしても進化はどうやって何キロも先まで音を響かせる、この骨のトサカを作り上げたのでしょう?

この遺伝形質は過酷な世界で、パラサウロロフスを生き延びさせてくれました。

同時にパートナーを引きつけてもいたのです。

健康な雄のトサカは雌を口説くときに大きな効力を発揮しました。

口頭または頭頂部から伸びるトロンボーンのような構造は 求愛構造では楽器になりました。

繁殖シーズン中、鳴り響いてたくさんのメスを引き付けようとしたでしょう。

雌も鳴き声で答えます。

雌が雄の持っている遺伝形質の中で、子孫の生存の確率を上げるものを選択するのです。
こうした選択を、幾千もの世代にわたって掛け合わせていった結果、ある時突然デーノ二クスの鍵爪は鋭くなり威力を増し、トリケラトプスの角は長くなり盾は頑丈になり、パラサウロロフスのトサカは発達してコミュニケーション能力がどんどん高まっていったのです。

パラサウロロフスの雌が繁殖シーズンの間ずっと気にかけていること、それは何かというと 雄の品定めです。

要するに、一番健康そうで子供の父親としてベストだと思われる雄を見つけたいわけです。

進化は、パラサウロロフスの鳴き声を改良するだけでなく、その鳴き声を聞き分け理解する能力を高める遺伝子も選択します。

雄のパラサウロロフスは、おそらくとても騒々しくてけたたましい特徴的な鳴き声を発したでしょう。

雌のパラサウロロフスは、その鳴き声の質を聞き分けて相手の雄がどれくらい健康かを判断しました。

さらに音を正確に出す能力もチェックしたはずです。

なぜなら、それは雄が精神的にも健全で良い遺伝子を持っているという証だからです。

トサカの大きな雄ほど、低い周波数で遠くまで響く豊かな音を出すことができます。

低周波の鳴き声は雌にとっても大きな魅力でした。

パラサウロロフスは、時間をかけた遺伝子の改良によって低周波の音を出す能力と、聞き分ける能力の両方を手にしました。

それは、超低周波音と呼ばれる人間の耳には聞こえない音です。

鴨橋竜それぞれの種は独自の鳴き声を持っています。

5種類の鴨橋竜がひとところにいれば、 繁殖シーズン中には5つのオーケストラ、5つの求愛の音色が聞こえたでしょう。

とても深い音色で、足元からも響いてきました。

しかし、パラサウロロフスは例外的な存在です。

白亜紀の恐竜の雌は、より強く賢くて、他の雄よりも殺傷能力の高い武器を持つ雄を探していました。

しかし、大人になるまで生き延びた ティラノサウルスの雄は、それだけで優れた生殖能力を証明しています。

まず間違いなく狩りの技術が優れていたでしょう。

つまり、良い遺伝子を持っていなければここまで生き残れなかったのです。

進化が関与するのは繁殖行動だけではありません。

貴重な卵の孵化と子どもの発達にもかかわってくるのです。

 

スポンサーリンク