【37歳の赤ちゃん】9か月で成長が止まった女性マリア・アウデネッチの現在!

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現在、37歳のマリア・アウデネッチはそこで生まれた。
30歳で身長70cm体重9㎏、日本の平均的な、生後9か月の赤ちゃんと同じサイズ
マリアちゃんの食事は、離乳食しか食べられない。
歯が生えていないからだ!
言葉も話せない。運動能力もなく30歳になっても歩けなかった。
農業を営む父は、この時71歳。
いつもマリアの事を考えている、そうやって30年生きてきた。

貧しい地域の中でも、一家はとりわけ貧しかった。

土壁の家に7人家族で暮らす。

一家の住む地域は、干ばつで種をまいても殆ど収穫出来ない。
収入は、ひと月日本円でわずか約1万円。
これは、ブラジルの平均月収の8分の1。

毎日の食事すら満足に出来なかった。

そして、この貧しさが、赤ん坊から成長しないマリアに大きく関わっている。

9か月で成長が止まった女性マリア・アウデネッチ

1981年5月7日、マリアが生まれた。

41歳の父と、37歳の母、待望の長女だった。

きっとこの子が幸せを運んでくれる!そんな気がするの!頑張りましょと母は言った。

だが、マリアの誕生を素直に喜べたのは生後9か月までの事だった。

1歳になっても言葉を発しない。

2歳になっても歩けない。

髪も伸びず、歯も生えなてこない。

アリアは、全く成長せず赤ん坊のままだった。

「いくら何でもおかしい!一度お医者さんに見てもらわなきゃ」だが、近くに医療機関がない。

町に出るには、バスで片道1時間。

月収1万円の家族には、医療費は勿論、バス代ですら払う余裕がなかった。

これが、マリアの運命を決めてしまったのではないか?

このマリアは、先天性の甲状腺機能低下症だったのだ。

先天性甲状腺機能低下症

のどぼとけのすぐ下にある臓器、甲状腺。

人間の体は、この甲状腺が分泌するホルモンにより新陳代謝を促進される。

乳幼児の頃は、分泌される甲状腺ホルモンが全身の細胞に働きかけ、身長が伸びたり脳の発達を促し言葉が話せる様になる。

マリアは、この甲状腺の機能が生まれつき低かったと考えられるという。

実は、この病気は日本人にも無縁ではないのです。

日本で生まれた赤ちゃんの2000人に1人が甲状腺に問題があると言われている。

だが、日本では生後5日~7日に行われる検査により、先天的な甲状腺異常の早期発見が出来き、治療ができる。それが・・・

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新生児マススクリーニング法

微量な血液成分から検査し、先天性疾患の早期発見が可能なのである。

世界中でこの検査が行われ、重い症例の子供が見られる事は無くなっています。

マリアさんの場合、30歳くらいという事ですから、この病気が発見されないまま大きくなった、途上国でも稀な例であり、世界中でも非常に稀な例だと言えます。

2~3歳までに適切な治療をしていればこんな事にはならなかったのである。

貧しさが、マリアに成長できない運命をもたらしたのだ!

そうとは知らない夫婦は、懸命にマリアを育てようとした。

マリアだけに栄養価の高い食事を食べさせ、日光浴をさせたが、効果はなかった!

マリアの後に生まれた、2人の妹達はすくすくと成長し家計を支える貴重な働き手になってくれた。

だが、10歳過ぎてもマリアは赤ん坊のまま。

話すことも、歩くことも出来ない。

1995年マリア15歳、15年間マリアを守り続けた母クレウザが癌でこの世を去った。

マリアは、母の死をどう受け止めたのか?それは誰にも分らない!

父は、15歳になっても赤ん坊のままのマリアを背負い、懸命に働いた。

それは、母クレウザが死の直前まで、ずっとマリアを守って!と言っていたからである。

1999年マリア18歳になった年、父ハイムンド(当時59歳)が再婚。

相手は、当時34歳のドーラ。

彼女は何故、この決婚を承諾したのか?

なんて悲しい運命の子なのって私のマリアへの愛は本物よ、彼女を一生守りたいと思った

マリアを家族で守りたい。

家族の心は1つ。12年の月日が過ぎた。

2011年マリア30歳になったある日、予想もしない事態が起きた。

テレビ局が突然押し掛けたのである。

取材の目的はマリア。

30歳なのに赤ちゃんにしか見えない女性が居ると聞き訪ねてきたという。

取材したのは、こんな番組だった。

ブラジルで70万人が視聴する、プログラマ・ド・ハッチーニョ。

MCのハツチーニョは、ブラジルきっての人気司会者。

ホルモン治療を続けて半年以上。

見た目にはあまり変化がうかがえない。

だが、奇跡は起きていた。

なんと自分の足で歩き柱に到達、そしてホウキを手に持つと手を動かし掃除し始めたのである。

体も、身長70cmから72cmに、体重は9kgから12kgに増えたのである。

更に、髪の毛もわずかながら増えた。

一本もなかった歯が沢山生えていた。

音楽に合わせてダンスまでできるようになった。

それは、家族が初めて見た成長するマリアの姿だった。

実の母に代わり14年間育ててきたドーラは、「医学の力は本当にすごいと思います」と語った。

マリアは、ホルモン治療を続ければ簡単な言葉を話せる可能性があるという。

ハッチーニョの言葉が、国民を動かし、この奇跡に繋がった!

マリアは、停まっていた時間が再び動き出したのである。

彼女は今も、成長への道を歩き続けている。

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