【進化の代償】日本人に最も多い「脳卒中・脳梗塞」の謎に迫る!

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先進国の中で最も脳卒中患者が多い日本。

しかし、アフリカのある民族では脳卒中患者はいません。

また、脳卒中を起こす哺乳類は人類だけです。

なぜ、人類が脳卒中になる様になり、日本人になぜ脳卒中患者が多いのか!?

人類の進化の過程と脳卒中の謎に迫ります。

脳卒中とは

正常な脳の画像では、通常隙間を示す黒い部分が左右にあります。
しかし脳の中で出血が起きることで脳内の隙間が血液に押され白く映ります。
脳の中で出血が多くなれば、その周辺が押され脳全体が圧迫されていくのです。
その歪みが、脳幹に及ぶと呼吸困難や体温維持が出来なくなり、命を落とす危険性が高くなります。
脳の歪みは、最終的に脳ヘルニアと言って命に関わるのです。

この状態で病院に搬送されれば、圧迫している血液を取り除く緊急手術が行われます。
出血した場所まで脳を切開し、固まった血の塊を取り出します。

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脳卒中の原因

出血原因になっているのは、太い血管から脳の中に入る細い血管に小さな微小動脈瘤という小さな動脈瘤ができ、それが破裂することで脳卒中を起こすのです。

微小動脈瘤は、出血だけでなく詰まることもあります。

膨らむと血液がよどみやすくなり、塞がってしまいます。

この状態を脳梗塞と言います。

血液が途絶える為、神経細胞がダメージを受けるのです。

脳卒中を引き起こす血管の膨らみ、微小動脈瘤。

どうして脳の血管に膨らみが出来てしまうのでしょうか?

脳の血管は、内径が同じ心臓の血管に比べると壁が薄いのです。

脳の血管に膨らみが出来るのは、体の血管より壁が遥かに薄いからなのです。

脳の血管が薄いのは何故なのか?

それは、人類が辿った進化の過程にあったのです。

哺乳類は運動能力が高く活発に動き回れる事と深い関係があります。

運動すると筋肉にはたくさんの血液が必要になります。

そのため、体の血管は大量の血液が流れても耐えられるよう、壁が厚くなりました。

ところが、脳には筋肉がなく運動しても必要な血液の量は変わりません

脳の血管の壁は、薄いままで十分だったのです。

脳の血管の壁が薄いまま進化しなかった私たち哺乳類。

それが、私たち人類が脳卒中になりやすい原因だったのです。

しかし、最近の調査で脳卒中は人類、特有の病であることが分かってきました。

700万年前に、人と別れたチンパンジー。

野生のチンパンジーで脳卒中は確認されてません。

なぜ私たち人間だけが脳卒中になるのでしょうか?

その秘密は、脳の進化に隠されていました。

人類が進化の過程で脳が大きくなったのが原因なのです。

人類の脳は、数百万年で劇的に巨大化したのです。

この進化は、哺乳類では異常といえる程の進化だったのです。

現在の私たちの脳の中の血管をすべて繋げると長さはなんと、600Km。

宇宙に浮かぶパップル宇宙望遠鏡まで届く程です。

脳の巨大化は、大量の血液を必要とします。

毛細血管が張り巡る、幹の血管に大量の血液が流れるようになったのです。

脳が巨大化したことで、血管に生じた弱点。

しかし、脳卒中は脳のどの血管でも起こるわけでないというのです。

このことは、脳卒中で起こる共通の症状で表れています。

ほどんどの患者が、手足や口を思うように動かせなくなるのです。

身体に障害が出るのは、脳卒中が特定の場所で起こり安からだといいます。

多くの脳卒中患者は、脳の左右どちらか同じ場所で出血を起こすのです。

その場所は、レンズ核線条体動脈と呼ばれる10本ほどの血管が集まった場所です。

脳卒中の多くは、この血管が破れたり、詰まったりして起きていたのです。

レンズ核線条体動脈は、運動野と言われる「足、手、口」を動かす部分と深い関係があります。

運動野からは、運動神経が脳の中へと伸びています。

この神経、体に命令を伝え身体を動かすのです。

運動神経に血液を送っているのが、レンズ核線条体動脈です。

この血管に障害が起きると、手足を動かす命令が伝わらなくなってしまうのです。

レンズ核線条体動脈は、特に大量の血液が流れ脳卒中が起こる様になったのです。

手や足の動きに障害が起きる脳卒中。

それは、人類が進化の過程で発達させた運動能力の代償だったのです。

脳卒中の最大の原因は高血圧

アフリカカメルーンのピグミーの人々は脳卒中になりません。
ピグミーの人たちは、65歳でも最高血圧108余り。
年をとっても血圧が低いために脳卒中にならないのです。
それは、食生活や運動と深い関係があります。

それに対し、日本人の平均血圧は60歳で最高血圧130~140。
塩分の取りすぎや、運動不足などが原因と言える

高血圧の最大の敵は、塩です。

食べ物の味を引き立てる為に塩を多く摂取するようになったのが原因だったのです。

塩を取りすぎると、血液中のナトリウムが増えます。

その濃度を薄める為に、水分が取り込まれで血液量が増加し血圧が上がるのです。

日本人に脳卒中が多いのは、塩の取りすぎによる高血圧が原因だったのです。

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