火星移住計画が人に及ぼす影響とは?訓練で見えてきた問題点の謎に迫る!

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宇宙飛行士が何よりも直面する問題と言えば、長時間無重力状態にいることだろう。

また、火星移住するとなると様々な問題がある。誰が行くのか?火星での生活は人体にどの様な影響を及ぼすのか?その対策と問題点の謎に迫る!

火星移住計画が人に及ぼす問題点

自分の体の重さを感じないので骨が弱まり始めてしまうのだ。

骨の固さを保つために必要な物質「リン酸カルシウム」が失われ、実際に骨細胞の数が減るのである。

毎日24時間、体が宙に浮いているので体は素直にその新しい環境に順応し始めます。

それを防ぐため宇宙船の中で1日に2回1時間ずつランニングマシーンに乗ります。

それにも関わらず、骨のカルシウムが減少してしまう。

力を使わずにいると、骨がカルシウムを捨ててしまうのです。

長期の飛行で最も困る問題です。

無重力による体力低下の問題は火星飛行に出発するまで答えを見つけておくべきことである。

現在、注目を集めているのは人口重力を生み出すことです。

それは、宇宙船を回転させて人工的に重力を生み出し骨や筋肉の損失を防ぐ方法です。

無重力空間では、骨量が1月に2%減るので火星への長旅では特に宇宙飛行士は体力維持に努めなければなりません。

回転する宇宙線は、今のところ開発されていませんが宇宙線を回転させて人口重力を作るのが1つの手段になるのが、多くの科学者が認識しています。

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太陽フレアから人体を守る

火星への有人飛行では「太陽フレア」の危険に直面する恐れもある。

宇宙飛行士が太陽から吹き出す高エネルギー分子にさらされたら命の保証はない!

太陽フレア噴出への対策は、将来の宇宙線開発に欠かせない問題です。

最も簡単な対策は、太陽フレアをよけるシェルターを作ることです。

航海衛星からの情報を地球から受けてフレアの接近を予知できれば宇宙船内に設けられたシェルターに入ってフレアが過ぎ去るのを待ち、過ぎ去ったら出ます。

火星の表面にいる時も同じく、シェルター入ればいいのです。

火星に人間を運ぶ事だけでも前例のない大事業である。

しかも、その計画は常に危険と紙一重である。

では火星には一体誰が行くのか?

その為、誰が行くかは重要な事柄になるだろう。

もし自分こそふさわしいと思うなら早く名乗り出るといい。

なぜなら、訓練はすでに始まっているからである。

火星への有人探査には特別な能力を持つ人々が求められる。

1回のミッションには2年以上もかかるのので、ふさわしい人物を選ぶ事は計画成功の鍵となる。

ただし、打ち上げ費用に数十憶ドルかかり宇宙線が小さい為、乗組員の数は極力抑えなくてはならない。

研究者によると、最適な人数は4人である。

これは、必要最低限の人数で2つのグループに分けられます。

その2つのグループは何を基本に分けるかというとミッションに必要な主な作業に分けるのです。

組員4人のうち2人は機械整備士で生命維持装置を含め機械の修理を担当する。

もう2人は、宇宙や火星の知識に優れた科学者である。

スタートレックでいえば、2人のスコッティと2人のスポックです。

火星へ行く人々は技術や知識だけでなく精神的強さも必要である。

一般的に宇宙飛行士はタフだと思われています。

常に色々な命令に従い、計画通りに行動するからです。

とは言え飛行士もやはり人間なのでこの様な特殊な状況に置かれたら独特な心理的反応を見せます。

それも、人選の重要な要素です。

乗組員は狭い宇宙船や居住ユニットで過ごさなくてはならないので閉所恐怖症の人は適さない。

その為の訓練があります。ボールのような物の中に入って狭くて真っ暗い空間に閉じこもります。

狭いところでも眠ることが出来なければ適性がないのです。

人間が生き物の姿が見えない惑星で過ごすことも心理的負担になるようだ。

宇宙にいると、人類から引き離されている様に感じるという。

地球では、仕事仲間や友達や家族と接するのがごく当たり前の様になっていますが、宇宙では当然そうしたことは出来なくなり孤独を感じます。

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火星移住を想定した訓練で見える問題点

過酷なミッションの訓練をする為、火星協会は二つの火星アナログ研究ステーションを仮設し仮想ミッションを行っている。

訓練を受けているのは大学の科学者やNASAの研究者など6人で、宇宙飛行士が火星で遭遇するとされる多くの問題を想定し体験している。

訓練者は、外へ出るときは宇宙服を着用し一日が地球より37分長い火星時間で過ごしている。

デンバーにある管制センターとの通信は実際に火星と地球との交信に考慮して20分遅れにしている。

しかし、最大の問題は狭い居住ユニットでの共同生活の様である。

この訓練によって火星で何が出来るかわかります。乗組員はどんな性格や技能を持った人物がふさわしいか、どんな技術が役立つか、乗組員の統率方法や、命令系統、水の使用をどこまで抑えて士気を

保てるかなどです。

火星ミッションは、たった1週間の月探査とは違います。乗組員の中が悪くても我慢していられるような任務ではないのです。

訓練者はまず、ユタ州ハンクスビル郊外にある砂漠研究ステーションで2週間の短期訓練を受ける。

そこでは、様々な船外活動訓練を行う。

砂漠での訓練のあと、4か月間の長い訓練に移る。

場所は、カナダの北極圏にあるデボン島の研究ステーションだ。

デボン島は、火星訓練を行える数少ない場所の1つです。

なぜなら、世界最大の無人島で大型の生き物は見当たらず生命体と言えば微生物や岩に生えた藻ぐらいです。

また、ステーションが建てられたクレーターはどの惑星でも見られるクレーターと似ています。

更に北極地方の永久凍土を掘削して微生物を探すことは火星での探査の模擬体験になります。

野外調査に加え2つのステーションの訓練者達は人的要因研究の一部として人間の行動について学ぶ。

人的要因の研究では、人間とコンピューター、人間と環境、そして人間同士の相互反応について学びます。

多様な人間の反応を探り火星へ飛行中や到着後の乗組員の反応を学ぶのです。

研究の結果、明確な答えが幾つもでていますが、まだ注目されていません。

例えば、最初に行う訓練は宇宙服を着た野外調査活動ですがそれは肉体的な活動です。

そこまで探査出来るかは、その人の体力次第です。つまりここで何も成果を収められなかったら火星には行かない方が良いということです。

他にも、必要最低限の水必要量を割り出したり、人が1日に平均して使う量は437ℓだが、それよりはるかに少ない。

平均的な人物で注意深く調査したところ、一人一日11ℓまで抑えられることが分かりました。

毎日、シャワーを浴びるのではなく1日置きに水を含ませたスポンジで体を拭くなどしましたが、使用料をそれ以下にすると士気を減退させる結果になったのです。

火星協会は、砂漠と北極圏での研究データをNASAと共有している。

NASAはそのデータを参考にしながら火星移住の足掛かりとなる火星基地建設計画を立てるだろう。

 

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