現在、日本人の平均寿命は男女とも80歳を超え、まさに世界有数の長寿大国!
しかし長寿の実態はとんでもなかった!
厚生労働省などが発表している、健康寿命という指標をご存知でしょうか?
自立度の低下や、寝たきりの状態、要支援要・介護状態など不健康となるまでの期間を健康寿命と呼びます。
統計によると・・・
男性の健康寿命はおよそ71歳
女性は、およそ75歳
実に、不健康な期間が男性でおよそ9年。
女性にいたっては、およそ11年というのが長寿の実態だったのです。
年齢を重ねても、いつも元気はつらつと毎日を楽しむ!
そんなあなたに、充実した生活を続けるための秘訣をご案内いたします。
健康で長生き
このことが言われるようになったのは、今に始まったことじゃない!
昔々、フランスの天才哲学者であり思想家のパスカルはこう残してしています。
「病気の王様より健康な乞食のほうが幸福だ」
実に良い格言。
健康だけは、たとえ億万長者であったとしても買うことはできない。
それほど大切なものだという事です。
便と腸内細菌と血液の関わり
健康上重要な血液のほとんどが、腸で作られていることはご存じでしょうか?
最初に知っておくべきことは、「食べた物が血となり肉となる」という言葉があるように私たちの体は食べたもので作られているのです。
実際に、食べたものがどのように消化吸収されているのか?
噛み砕かれた食べ物は、口から食道を通って胃に入ります。
胃では、毎日大量の胃酸が分泌されています。
その量はなんと、1日に1.5から2.5リットル。
胃酸はPh2から3の強酸性、皮膚に触れると焼きただれてしまうほど強力だが、胃は粘膜により胃壁を保護し、消化をスムーズにしている。
しかも、人がものを食べると一緒に生きた雑菌を食べることになる。
生野菜や、刺身などは、大量の生きた雑菌がついている。
実は、胃の主な役割は、食べ物の殺菌と消化なのです。
生きたまま、雑菌が腸に入り込んだら大変です。
だから強力な胃酸で、外来の99%の雑菌を殺菌すると言われています。
そして食べ物は、小腸と大腸を通る。
その時の主役が、腸に住み着いている「腸内細菌」。
腸内細菌がいるおかげで、消化された栄養素は、せっせせっせと分解されるのです。
分解された栄養素は腸で吸収され、門脈を通って肝臓に行く。
肝臓は解毒する臓器で、食物に含まれる毒素や薬剤などの毒素を解毒する働きがある。
肝臓で解毒された栄養素は、心臓から全身に運ばれるのです。
つまり、食べたものから血液を作り出しているのは腸内細菌たちなのです。
他にも、腸内細菌は下界からの「病原菌」や「ウィルス」から身体を守る大切な役割も果たしている
腸内細菌たちが住む腸の環境のことを、「腸内フローラ」と言います。
人間は生まれた直後、泣くのと同時に呼吸が始まります。
呼吸することで体内に入ってくるのが産院の室内や、お母さん、先生、看護婦さんたちが放出した菌です。
菌は、食道、胃、腸へと届きそれらの多くが定着し、一生涯住みつくようになります。
これが常在菌!
常在菌=腸内フローラ
常在菌は必ずグループでいます。
このグループの状態が、お花畑に似ているということで腸内フローラと言われるようになりました。
その常在菌の数は、1000種類以上、100兆個以上だそうです。
腸内細菌は、分類すると善玉菌・悪玉菌と、日和見菌の3つに分けられます。
この中で鍵を握るのが、日和見菌なのです。
日和見菌は、食生活や生活環境によって善玉菌の味方にもなるし、悪玉菌の味方にもなる菌!
分かっていることは、猛烈な「ストレスや過労睡眠不足」があると、日和見菌は一気に悪玉菌の見方になってしまう。
善玉菌が分解することを「発酵」といい、古来から体に良い食べものとして受け継がれてきているのが発酵食品です。
逆に悪玉菌が分解することを「腐敗」といい、腐敗は毒素を発生させる。
ちょっとイメージして欲しいのですが・・・
私たちは日頃、腐った食べ物は決して口にしない!
しかし、腸内環境が悪玉菌優勢で、腐敗で毒素を発生させている状態であったとしても無頓着なのは何故でしょうか?
でも、腸内環境は目で見えない!
そこで注目すべきなのが便です!
便で善玉菌優勢か悪玉菌優勢か判断
便は、「たより」と読むように、健康上最も重要な腸内環境の状態を毎日知らせてくれる頼りなのです。
赤ちゃんの便は、甘酸っぱい匂いがして黄色っぽい綺麗な色で見ずにプカプカ浮く!
つまり、大人になっても高齢になっても赤ちゃんのようなニオイが臭くなくプカプカ浮くような便をしている人は、善玉菌優勢で、血液がキレイだという証拠なんのです。
逆にニオイが臭くて、色も黒っぽかったり、便器にこびりついてしまうようなネバネバ、すぐに沈む便をしている人は悪玉菌優勢で汚れた血液だという証拠なのです。
血液中に含まれる毒素のことを、「血中毒素」といい、ほとんどの病気はこの血中毒素が原因であると考えられています。
特に、この血中毒素の多い血液を「悪血」(オケツ)ということを覚えておくと良い。
つまり健康を作用しているのが、血液の良し悪しということで、健康であるためにはいつもキレイな血液の状態を保つ必要があるのです。
人間の身体は、約37兆個の細胞でできています。
その細胞を作っているのが、血液です。
だからこそ、血液はキレイじゃないといけないのです。
血液がキレイだから健康な細胞が作られる。
では、綺麗な血液状態にするにはどうしたらいいのか?
それは腸内の善玉菌を優勢にすることです。
善玉菌の好きな食物は、野菜などの繊維性食物。
半面、悪玉菌の好きな食物は、動物性食物などです。
あなたは、食生活を振り返ってどちらが多いですか?
大切なのは、お肉や刺身を食べた時には、意識して野菜や線維性食物など、善玉菌の好きな食物を多めに食べるようにし、善玉菌を優勢にしようと心掛けることなのです。
なぜなら、便は腸内細菌の死骸が半分以上を占めるからなのです。
悪玉菌優勢だと、便の状態は悪くなる!
便の状態が悪いと、悪い血液となる。
便の状態と血液の状態は、ほぼ正比例すると考えるといいのです。
臭いおならや、ネバネバの便、下痢便、便秘などの悪い便の人は、血液も極めて悪いということです。
赤ちゃんのようなプカプカ水に浮く良い便の人は、とてもキレイな血液なのです。
「血液がキレイで、あれば肌は綺麗にそして体調は万全で軽やかに動ける」
逆に「血液が悪ければ、肌は荒れ放題、カサカサ、くすみ、シミ、シワがどんどん目立つようになり当然体調も芳しくない」
(疲れやすい、常に体が重く感じられる)
その上免疫バランスが悪く、風邪をひきやすい、病気にかかりやすい、最終的に寝たきりになってしまい、天寿を全うできなくなるなんてことにも繋がる。
便秘の状態
そして、腸内が悪玉菌優勢になって最も血中毒素が多くなるのが便秘という状態なのです。
つまり、便秘は毒素の最大の発生源ということなのです。
他にも日頃からよく観察する必要があるのが、尿です。
尿は、小さな便ともかくように血液の状態を知らせてくれる頼りなのです。
例えば、「尿の色が赤や茶色、乳白色、においが臭い、泡がなかなか消えない」という状態は、腎臓の状態が健全でない可能性があるから要注意です。
適度な運動をしましょう
運動は、血液の循環をよくしよ、どみを改善し、体液や気の巡りを良くします。
ふくらはぎや、太ももの筋肉を鍛えると、下半身から上半身に血液を押し上げるパワーがアップします。
食べて飲んで、運動はしないでは健康になることはできません。
適度な運動することが大切です。
健康のために身体に良いと思う健康食品を食べたり飲んだりしている人は3000万人以上いると推定されます。
しかし、いくら摂取しても腸内環境が悪玉菌優勢で、便の状態が悪いままであればせっかくの健康食品もほとんど意味がなく、無駄になってしまいます。
まずは腸内環境をキレイにして、便がいつも二かぷか水に浮くようにしてから、健康食品を摂取する。
そうすることで、本来の価値が発揮されるのではないでしょうか!