【巨大災害】明らかになる火砕流の脅威の謎に迫る!

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世界で火砕流の脅威に最もさらされている国があります。

インドネシアです。

インドネシアでは日本と同じようにプレートが沈みこんでいます。

130もの活火山が連なる世界屈指の火山の国です。

【巨大災害】明らかになる火砕流の脅威

噴火が相次いでいるスマトラ島のシナブン山

火砕流が度々発生し、犠牲者も多く出ています。

多くの命を奪った火砕流はどの様に起きたのか?

河口から噴き出したマグマが高温の溶岩の塊となります。

マグマが上昇する度に溶岩が大きくなって行きます。

そして、熱い溶岩が崩れた時、火砕流が発生します。

火砕流の中では、砕けた溶岩から高温のガスやっ水蒸気が噴き出します。

温度は500℃以上。

火砕流は膨張しながら斜面を駆け下ります。

赤く見える高温の溶岩。

火砕流の速さは、時速100km。

人は、逃げ切る事が出来ません。

シナブン山の火砕流は、山頂から5km近く流れ下り大きな被害をもたらしています。

ふもとの人々は半年以上に渡って避難生活を強いられています。

シナブン山の火山活動は今も続いています。

いつ火砕流が起きてもおかしくない状況なのです。

火砕流がより広い範囲に及ぶと危惧されている火山があります。

イタリアのナポリ近郊にそびえるベスビオ山です。

火山学者のルチア・パッパラルド上席研究員。

河口に変化はないか毎月調査を続けています。

パッパラルドさんが危惧しているのは、2000年近く前に起きた大噴火の再来です。

この時の噴火では、噴煙が高さ数万メートルに達したと考えられています。

噴煙に含まれる高温の岩石や火山灰がその重みで崩れ落ち、巨大な火砕流が発生しました。

噴煙中崩壊型火砕流

噴煙に含まれる高温の岩石や火山灰がその重みで崩れ落ちる噴煙中崩壊型火砕流。

河口から5km離れた町、建物に逃げ込んだ人々が一瞬の内に命を落としていました。

火砕流は、10km先にも達していました。

犠牲者は2000人以上。

街そのものが消滅したのです。

この火砕流は、山頂から全ての方向に流れ被害は広範囲に及んでいました。

シナブン山の火砕流と比べて30倍以上の広さです。

当時、人々は火砕流によって一瞬で命を奪われるとは想像もつかなかったはずです。

ベスビオ火山が再び大噴火をする可能性はないのでしょうか?

パッパラルドさん達は、火山活動の監視を続けています。

科学者達が分析した地下のマグマです。

地下5km」付近に過去の大噴火に匹敵する大量のマグマが溜まっている事が分かりました。

イタリア政府は、火砕流の恐れのある範囲を公表しています。

この地域に広がる住宅街、60万人もの人々が暮らしています。

もし今、火砕流が襲ったらどうなるのか?

科学者達の研究に基づいた最新のシュミレーション

噴火直後、山麓では人の拳大の軽石が降ります。

噴煙は数時間かけて高さ20000メートルまで到達。

突然噴煙が崩壊し、火砕流が発生します。

火砕流は山の全ての方向に広がり、時速100kmを超えます。

発生からおよそ5分、10km離れた住宅街に到達します。

細い路地にも流れ込みあたりを焼き尽くします。

熱風は、ドアや窓を一瞬で破ります。

火砕流の発生から15分後、山からおよそ10kmの範囲は壊滅状態となります。

現代の都市が経験していない大火砕流。

最新の研究によって、その脅威が明らかになってきたのです。

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噴煙中崩壊型火砕流は日本でも起こりうるのか?

1977年の北海道 有珠山が噴火した時、噴煙中崩壊型の火砕流が起こるのではないかと懸念された。

しかし、幸いにして大きな災害にはならなかった。

日本の火山噴火は予知出来るのか?

噴火はいつ起こるのか?最新のマグマ研究です。

マグマの研究が最も進んでいる日本の桜島。

鹿児島市の桜島です。

2006年から活発な噴火活動が続いています。

以前の噴火では、噴煙が河口から5000mの高さまで上がりました。

10km離れた市の中心部でも、しばしば大量の火山灰が降り、市民の生活にも大きな影響を及ぼしています。

大正3年、桜島で大噴火が起こりました。

国内では過去100年で最大の噴火です。

噴煙の高さは、8000m。

河口からは大量の溶岩が流れ、ふもとの集落を飲み込みました。

地震も発生し、58人が亡くなりました。

桜島の火山活動を研究している京都大学防災研究員の井口正人さん。

再び大噴火が起きるのではないかと危惧しています。

その理由は、桜島の周辺でとらえられている地盤の変化です。

大正の大噴火の直後、鹿児島湾の北部では地盤が最大で1m近く沈下しました。

地下のマグマだまりからマグマが大量に噴き出した為に地盤が沈下したと考えられています。

鹿児島湾の地盤の変化は、大正の大噴火で1m近く沈下しましたが、その後毎年1cm程のペースで上昇しています。

現在は、大正大噴火の直前の高さに迫っています。

地下には既に、大量のマグマが溜まっていると推定されています。

今後、大規模な噴火が起こると考えざる得ない状況なのです。

キラウエア火山の記事はこちら

 

 

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