成田空港内の滑走路脇にたたずむ【謎の白い家の正体】”かき消された過去の歴史”

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木々に囲まれた中にポツンと佇む家と神社。

まさにのどかか日本の原風景。

しかしその場は、成田空港。

その敷地の中の滑走路。

何故こんな場所に?

一度見たらだれでもそう考えてしまいます。

成田空港内の滑走路脇にたたずむ【謎の白い家の正体】

ジェット機の騒音の中に静かにたたずむ二階建ての白い家。

現代という時間の中に置き去りにされたような、社会から隔絶されたような空間。

南側には、ひっそりとたたずむ神社。

何も言わず、何も語らない狛犬。

何故この場所は時間が止まってしまったのでしょうか?

忘れてはならない歴史がそこにはありました。

かき消された過去の歴史

滑走路の中にたたずむ家の正体

「木の根ペンション」の画像検索結果

それは・・・

木の根ペンション

これは、成田空港が建設される前の話

第二次世界大戦のさなかに大陸に渡った人々は

日本の敗戦をその地で知らされました

戦後の混乱の中、命がけで大陸から帰国した人々

家の土地も奪われ、すべてをなくした人々は

何もない木々に囲まれた荒れた土地を格安で政府から与えられました。

電気も水も、ガスもなく。

昼間は近くの農村で小銭を稼ぎ

月明かりの中で鍬だけを頼りに

木を切り倒し、木の根を掘り起こし畑を作り

血のにじむような苦労の末に

ようやく安住の土地を手に入れた人々

その時の人々は希望に満ち溢れていた

その希望が打ち砕かれたのは・・・

1960年代、大型旅客機や国際線の増加に伴う

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新空港の建設計画

当時の国有地であった「下総御料牧場」を含むた

近隣一帯が空港建設予定地に

当初から、空港建設用地取得は困難だったと言われています。

長年住み慣れた愛着のある土地。

自分たちの手で、血のにじむ努力の末に

開墾してきた土地

誰よりも思い入れの深い土地

いくら必要な建設計画とはいえ

いくら高い保証金がもらえるとはいえ

そう簡単に手放せるはずがありません。

当然、政府と所有者たちとの話し合いは平行線をたどります。

しかし、政府は用地取得と同時進行で空港建設をはじめました。

まだ、話し合いも途中のまま・・・

政府の思惑と住民の怒り

これふが大規模な反対運動に発展するきっかけになったと言われています。

それが「三里塚闘争

関連画像

反対派の中には過激な運動に走る人々もいました。

政府は機動隊を配備

過激派はそれに対抗

何度も衝突を繰り返し死者を出すほどの混乱

そんな争いの中で管制塔が過激派に占拠されたりもしました。

あまりの過激さについていけず

一人またひとりと反対派から離れていったといいます。

中には本当は賛成派だったけれど

反対派の過激さを恐れ意思表示できなかった人もいました。

そして、次々と無くなっていく土地

最後まで残った土地

その土地は、複数の反対の人々が

1人1坪の土地を所有する事になりました。

誰が一人が立場を変えても他の人がいる限り

土地が無くなることはない

木の根ペンション

その象徴の様に建つのが「木の根ペンション」です。

「木の根ペンション」の画像検索結果

忘れ去られる過去の歴史

ペンションと名付けられているからには

一般人も利用できます。

宿泊費は1,000円程度という格安ペンション。

建物の脇にはプールも設置されています。

プールに入りながら、手の届く距離にジャンボジェット機

しかも、空港まで徒歩で行くこともできます。

マニアにはたまらない好条件の立地です。

そして、予約方法も独特

単純に電話しても繋がらなかったり

行ってみても誰もいない事もあります。

まずは、Facebookなどでペンションの所有者に連絡し

予約するそうです。

いくら予約を入れたからと言って気軽に行ける場所ではありません。

入り口に続く、一般道路には機動隊が常駐しています。

通り過ぎようとしても職質は必須。

高い壁に囲まれた道路

そこにも監視塔に監視カメラに有刺鉄線

車のナンバーも確認されています。

空港警備やテロ対策としての警備です。

当然と言えば当然ですが・・・

しかし、本音は再び過激派が現れないように

公安も含めての厳重な監視体制がひかれているのです。

木の根ペンジョンは、合宿や研修などに利用されているだけでなく

旅行者やバックパッカーも利用できます。

そして、音楽フェスティバルも・・・

タイガー&ドラゴンの音楽フェス

空港内で出来るのは木の根ペンションだけです。

他にも成田空港の敷地内には「三里塚闘争」の名残が残されています。

鉄塔や団結小屋の跡地

抗議する農民の像も設置しています。

この場所に行くにも厳重な監視体制の地下トンネルをくぐらなければなりません。

現在、幾分監視体制が和らいでいるのが「東峰神社

航空神社とも呼ばれるこの神社は、

三里塚闘争の時には反対派のシンボルの様に扱われていました。

が、今では上空を飛ぶ大型旅客機が見れる

絶好のポイントになっています。

予約なしで行けるというだけの話で、

のんびり散歩に行ってみようか?とはいきません

ここも、白い壁に囲まれ監視カメラに人感センサー

警備員などが配置されています。

かなりの確率で職質されるでしょう。

空港の滑走路の中にある特殊な異空間。

政府の思惑に翻弄された人々の怒りや悲しみ

そんな負のエネルギーの残る場所

この場所をめぐる混乱と闘争の歴史

時が立つと共に、忘れられていくのでしょうか?

他にもこの場所で亡くなった慰霊碑も建てられています

やはり気軽に行っていいとは言えません。

引用元:YouTube

 

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