【驚愕】「富士山」危険な日本そして私達の知らない霊峰の宿命に迫る!

富士山と忍野八海

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大地の壮大な息吹「火山」それは、地球が生きている星である事を物語る。

荒々しく凶暴なその様は、全てを否定するかの如く大地を揺れ動かす。

しかし、それは新たな生命の誕生を約束する祝福の息吹なのだ。

今からおよそ5千年前、ドロドロしたマグマから1つの奇妙な火山が生まれた。

それは、高く、美しく成長していった。

その名は「富士山」。

偶然の産物から生まれた富士山は、身長3,776m、体重2.9兆tまで成長した。

その美しさから、人はこの山を女神として祀り、芸術の対象として様々な作品を生み出して来た。

一方で大地の怒り、自然の驚異として古から人々を恐れさせてもきた。

そんな2つの顔を持つ富士山に秘められた恐るべき真実を私達は知らない。

なぜこれ程美しいのか?

なぜこれ程高いのか?

なぜほぼ日本列島の中心に生まれたのか?

そして、地球生命の宿命とは?

「富士山」この奇妙な火山は眠ってはいない!

独立峰として美しい姿でたたずむ富士山。

その年齢は5千歳と言われている。

ではその生い立ちを見てみよう。

今を遡る事70万年。

当時、駿河湾は現在の山中湖あたりまでを海としていた。

そこに3つの火山が誕生し競うように噴火を繰り返していく。

やがて、海を埋め立てこの地を作り出していった。

箱根山、愛鷹山、そして小御岳山である。

8万年前活動を終えた小御岳山の隣から新たな噴火が始まる。

古富士山の誕生である。

噴火活動は1万年前まで続いた。

当時、人はどうしていたのだろうか?

旧石器人から進化を遂げた縄文人。

温暖な気候の中、定住生活を始めた彼らは寄り添うように立つ2つの富士山を目撃していたはずだ。

そして5千年前、小御岳山と古富士山の間から大規模な噴火が始まる。

それは、2つの火山を覆い隠す様に巨大化していった。

新富士山の誕生である。

富士山はコニーデと呼ばれる円錐状であるが、この形態は全世界の60%を占めるいわばありきたりな形で、日本の火山の殆ども当てはまる。

が、富士山は跳びぬけて高い。

それは、2つの火山を懐に抱き成長していったからなのだ。

世界には富士山同様見事な円錐形火山がある。

フィリピンのマヨン火山。高さ2,421m。

しかし、高さでは富士山に勝てない。

ニュージーランドのエグモント火山。

富士山そっくりだが、やはり高さは2,518mと低い。

また標高6千mを超える火山も世界にはあるが、それは巨大な山脈の上に出来たものであり山自体の高さは富士山に及ばない。

世界に知られた富士山は、正に日本の象徴にふさわしい山なのである。

ではなぜ、これ程見事な円錐形となったのか?

実は火山にもそれぞれ違った個性や性格がある。

火山の正体それは溶岩である。

およそ1,000℃という高温で地表から噴出してきた溶岩。

その中の珪酸の含有率で性格が決まるという。

火山にも性格があるのだ。

富士山は、玄武岩質で黒い。

珪酸含有率は約50%。

雲仙普賢岳の珪酸含有率は65%。

火山は大きく2つの正確に分けられる事が出来る。

黒い火山と白い火山。

黒い火山の溶岩は流れやすく薄く早く広がる。

その為、高くはなれない。

正確は比較的おとなしい。

白い火山の溶岩は流れにくく直ぐ固まってしまう。

そして、火砕流を起しやすく凶暴な性格と言えるのだ。

火山灰による被害は、両方もあるが白い火山の方がやはり怖い。

時には大規模な土石流を引き起こす事もある。

黒い火山、富士山は本来キラウエア火山や三原山の様に高くはなれず楯状火山の形態をとるはずだが、その下に2つの土台があった為、高く美しい円錐形へと成長したのである。

それは、奇跡ともいえる偶然の産物なのだ。

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富士山の趣味

日本人の大好きな温泉。

これは火山に付き物である。

地球内部から上昇してきたマグマが火山となる訳だが、温泉はこのマグマによって熱せられた伏流水に様々な成分が溶け込んだものである。

清流の代名詞「柿田川」この澄んだ水こそが伏流水である。

そして富士山が趣味とする庭いじりの成果なのだ。

これは、遠く富士山に染み込んだ雨水が隙間だらけの溶岩流の中を通り永い歳月をかけて地表に湧き出てきた地下水なのです。

驚くほど澄みきったこの水の秘密、それは溶岩にある。

自然のフィルターとなって不純物を取り除くのだ。

水温は季節に関係なく一定であり、様々な生物を育んでいる。

海にほど近いわずか1.2kmの流れだが、イワナなど渓流の魚もいる。

1日80万tの湧水量を誇る柿田川は、まさに富士山が作り上げた自然の恵みなのだ。

それだけではない、富士山はこの伏流水で風光明媚な湖を作りあげた。

富士五湖である。

しかし、噴火によってその姿は大きく変わったと言うのだ。

せの海、宇津湖という湖をご存知でしょうか?

富士五湖は大昔、3つの湖だったのです。

1つは「せの海」これは西湖、精進湖、本栖湖を含んだもの。

2つ目は「宇津湖」これは山中湖と忍野八海を含んだもの。

そして3つ目が、「河口湖」である。

富士山が吹き上げた大規模な溶岩流がそれらを分断し、5つの湖に変えてしまったのだ。

その当時をしのばせる光景が今でも残っている。

せの海が分断され、3つの湖になった訳だがそのどれもが標高902m。

水位は3つとも同じ様に変化する為、湖底のどこかで繋がっていると考えられている。

そして、伏流水の湧き水によるこれらの湖に流れ込む川は存在しない。

では、いずれどうなるのか?

富士五胡の運命

伏流水だけで形成された富士五湖。

この美しい姿は永遠ではないと言う。

その運命は忍野八海を見ると分かる。

関連画像

ここは嘗て存在した湖の湖底なのだ。

化石湖と称される忍野八海は現在、幾つかの小さな泉があるに過ぎない。

が、昔は山中湖ほどの大きさだったという。

すなわち、富士五湖もいつかは忍野八海の様な化石湖になって消えゆく運命であると考えられる。

他にも富士山が作り出した地形は多い。

コンパスが利かなくなるという「青木ヶ原樹海」更に、風穴や氷穴など独特なものばかりである。

活火山「富士山」は、こうして庭いじりを楽しんでいるのです。

富士山頂の所有権は誰?

霊峰富士、私達はこの山とどう関わったのか?

戦後復興しつつある昭和27年、1つの奇妙な裁判が行われた。

舞台となったのは、名古屋地方裁判所。

原告は富士山にほど近い静岡県富士宮市「浅間大社」。

被告、東海財務局。

後に国会をも揺るがす事になった「富士山頂事件」の幕開けである。

最高裁までいった永い裁判の争点は、富士山頂は誰のものか?という土地所有権をめぐるものであった。

山頂の所有者が存在するのだ。

実は山頂8合目以上の土地は紀元前から浅間大社の物だと時の天皇から認められていたのだ。

火山信仰の富士山本宮浅間大社。

全国に1300ある浅間神社の総本山である。

神道に基づき富士山をご神体とする浅間大社は、水徳の女神「このはなさくやひめのみこと」を奉り、火山の怒りを鎮めてきたとされる。

富士山頂8合目以上を境内とし時代が移ろうともその事実は変わる事はなかった。

そして江戸時代、徳川家康が強力な後ろ盾となる。

これまでの歴史と伝統を重んじ、江戸幕府は正式に山頂8合目以上を浅間大社に譲与したのです。

ところが明治維新の地租改正で、いわゆる上地により国有地にされてしまうのである。

浅間大社は、第二次大戦後の新憲法に期待した。

政教分離の原則により全てが返還されるというのだ。

ところが一部の返還しか認められず、大社はやむなく訴訟を起こす。

これが、山梨県側を刺激した。

山頂私有化反対運動が沸き起こり、国会でも議論となったのだ。

静岡県側は、土地返還を定めた法律53号に基づき速やかに浅間大社に返還されるべきと考えていた。

17年間に及ぶ永い裁判の末、判決が下った。

主文、富士山頂8合目以上の土地を原告に譲与しないとの部分を取り消す。

昭和49年、最高裁は原告の主張を認め8合目以上は現在「浅間大社」の物となっている。

霊峰富士をめぐる裁判。

山の歴史から見ればほんの一瞬の出来事だったに違いない。

富士山の目に私達人のあさましさはどううつったのだろうか。

富士山の持病とは?

富士山を取り巻く多大なストレス。

霊峰は今、病んでいる。

富士山のそびえる位置は非常にストレスのかかる位置だという。

それはなぜか?

火山は地球内部にあるマグマがある力によって上昇、地表に噴出する事で形成される。

この壮大な地球の息吹を解き明かしてくれるのが大陸移動説を発端に確立された「プレートテクトニクス理論」。

「プレートテクトニクス理論」の画像検索結果

地球の表面は12.3枚のプレートに分かれているというのだ。

厚さ数百キロのプレートはマントルというマグマの海の上を漂い移動していく。

地球上の何か所かに中央海嶺というプレート工場があり、次々とマグマを固いプレートに変え押し出す。

それは、ある方向へ年間数センチほど移動していく。

重い海洋プレートが軽い大陸プレートにぶつかると下に潜り込み、遂にはマグマに溶けてしまう。

このプレート同士の境界こそが、多大なストレスのかかる火山誕生地帯なのだ。

日本列島は、ユーラシア、北アメリカ、フィリピン海、太平洋の4つのプレートがぶつかり、潜り込む複雑な位置に存在する。

その中心に富士山は生まれた。

そこは正に、偶然が重なった奇跡の位置なのだ!

だが、同時に悪魔の住み家でもある。

プレートどうしがぶつかると大地が隆起し巨大な山脈を作る。

ヒマラヤは、インド洋プレートとユーラシアプレートがぶつかり出来たもの。

今も年間わずかだが隆起を続けているという。

地球上にはプレートがすれ違う場所もある。

10000キロに及ぶ巨大な割れ目、サンアンドレアス断層。

プレートの境界は、火山誕生と同時に地震も起きやすく慢性的なストレスに悩まされている様なもの。

時に大自然のそれは人知の及びもつかない結末をもたらす。

富と繁栄の象徴メガロポリス。

私達が当たり前と考える豊かさや快適さは、実はプレートの上に成り立つ蜃気楼なのかもしれない。

富士山の運命

大分県と熊本県の境に位置する九重山。

この火山は噴火活動を始めた.

フィリピン海プレートとユーラシアプレートがぶつかるここ九州地方は、日本を体表する活火山が多い。

修学旅行でにぎわう観光名所「阿蘇山」。

直径24kmX18kmもの巨大なカルデラを形成した。

現在も何十万人の人がそこで暮している。

年老いたとは言え、観光客を犠牲にした噴火も起きている。

桜島」火山灰による鹿児島市民への影響は甚大である。

特に人体へのダメージが心配されている。

雲仙普賢岳」1991年の大噴火では、火砕流の恐怖を世に知らしめた。

地域住民は永い間苦しんだ。

世界の火山分布図を見ると環太平洋火山帯は活発な活動を続けている。

1980年アメリカ西海岸セントへレンズの大噴火。

1985年コロンビア、「ネバドデルルイス」この時は山頂の雪が一気に溶け泥流が発生、2万2千人もの死者を出した。

1986年、伊豆大島「三原山」東海大地震が懸念された。

1988年、チリ「ロンキマイ」激しく噴煙を上げた。

1991年、フィリピン「ピナツボ火山」火山灰は100km離れた首都マニラまで覆い尽くした。

1993年、同じフィリピン「マヨン火山」住民は活火山だとは思わなかったという。

1995年、カムチャッカ半島「ベズィミャンメイ火山」偏西風に流される噴煙の姿をスペースシャトルがハッキリととらゑている。

一体、富士山はどうなるのだろうか?

富士山の宿命

富士山最後の噴火は約300年前、宝永4年(1707年)の事。

これは山頂河口ではなく、6合目付近からのいわゆる寄生火山の噴火だった。

富士山には60~70の寄生火山があり、それらは北西から南東のラインに沿って点在している。

次の噴火もこのライン上とする説が高い。

山頂河口は既に塞がっているらしいのだ。

山腹から大噴火がおきた場合どうなるのか?

2つの火山にその姿を見る事が出来る。

会津磐梯山、元は富士のように美しいコニーデだったが今見るとそれは無残である。

これは明治21年、大噴火を起こしたもので水蒸気を主とする火山ガスの爆発であった。

1980年、セントへレンズの大崩落もシステムは似ている。

この時は山頂がそっくり消えて無くなるという大爆発であった。

富士山は元々崩れやすい体質であり、大雨の直後この水蒸気爆発で大崩落を起こすかもしれない。

その規模は、想像を絶すると考えられる。

大噴火をせずに時が過ぎればどうか?

大沢崩れ、年間20万tの土砂が崩れ富士山西側の巨大な溝。

幅500m、深さ300m。

現在は、大沢崩れを防止する工事がなされている。

富士山は時の流れと共に風雨による浸食に晒されている。

そしてこのような巨大な谷が何本も走り、山腹を削り取っている。

更に時が経つと「プラネッツ」と呼ばれる星形に浸食される。

そして富士山は、どんどん低くなりやがて小さな芯を残し死に至る。

だが、嘆く事はない!

これは地球生命として誕生した富士山の宿命なのだから。

まとめ

火山に魅せられ火山に消えた一人の男「モーリス・クラフト」火山科学者。

彼は、妻と共に貴重なフィルムを残した。

そこには火山地域に住む人々の生々しい生きざまが描かれている。

1991年、雲仙普賢岳の火砕流に消えたクラフト夫妻。

彼らのメッセージは、この星が生きている事を鋭く抉る。

火山と共に生き、火山の怒りをいかにして受け止めるか。

それは、火山の国「日本」に暮す私達に課せられた永遠の課題なのだ。

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